映画「インクレディブル・ハルク」(Apple TV/Amazon Prime Video)

レビューの詳細は、インクレディブル・ハルク/Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。ハルク単独の映画は、2003年のアン・リー監督版と、今回鑑賞した2008年のマーベル・シネマティック・ユニバース版の2種類ある。アン・リー監督版は未見であるが、ファンからの評判はかなり悪く、なかったことにしたいらしい。2008年のマーベル・シネマティック・ユニバース版は、他のマーベル・コミックとのクロスオーバーな要素が強く、ラストでアイアンマンことトニー・スタークが登場したり、そもそもハルク誕生のための実験は、キャプテン・アメリカ誕生の実験となったスーパー・ソルジャー計画の再開という設定だったりと、他のシリーズを知っていると、より楽しめる映画になっている。この作品は、「ハルクが暴れるシーンがあれば面白いだろ?」と言わんばかりのハルク暴走シーンが多く、確かに面白いところはあると思う。その分、ブルース・バナーの苦悩ぶりは多少スポイルされている感もなくはない。ブルースと恋人のベティとの関係も、あまり深い描き方になっていないような気がする。そういう面はあるものの、映画的には興奮できる作品になっていると思う。

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