レビューの詳細は、ラン・オールナイト(4K UHD/iTunes Movies)/Apple TVで観た映画のレビュー を参照のこと。映画評論家や観客からは批判的な評価が多かった、ジャウム・コレット=セラ監督とリーアム・ニーソンが3度目のタッグを組んだアクション映画が、この「ラン・オールナイト」である。映画としては失敗作になっているが、いつものリーアム・ニーソンのアクション映画で、典型的なパターン映画なので安心して見ていることができる。それに加えて、「一晩で事件の蹴りをつける」というタイムリミットものにもなっているので、そこそこ面白い。話は殺し屋のジミーが自分のボスで悪事に手を染めての仕上がってきたショーンの息子を、自分の息子を守るために殺してしまい、ショーンがジミーとジミーの息子であるマイクを抹殺する様、配下の手下たちに指示する、という展開である。これはアクションではあるが父と息子の関係を描いた作品にもなっていると思う。安定のアクション映画なのだが、ラストだけはちょっといつものリーアム・ニーソン映画とは違い、意外性に富んでいる。映像は4K/DOLBY VISIONで収録されているが、マスターデータが2Kなので思ったほどの解像度感はない。また、DOLBY VISION収録ではあるが、明るいシーンの眩しさというのは感じられない。代わりに夜の暗いシーンでの描写に優れていると思う。音響はDOLBY DIGITAL 5.1chで収録されていて、アクション映画ならではの効果的なサラウンドが配置されている。
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