レビューの詳細は、ANT-MAN AND THE WASP(4K UHD Blu-ray)/アントマン&ワスプ/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の重いラストの後で見ると、お気軽ヒーロー物として気分転換ができる作品が、この「アントマン&ワスプ」である。物語は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の展開を受けての話になっており、主人公アントマンことスコット・ラングは、ソコヴィア協定に違反してキャプテン・アメリカに加勢していたのが祟ってFBIの監視下の中、自宅に軟禁状態になっているという設定である。そのスコットが夢の中で昔に量子領域に消えたピム博士の妻であるジャネットを見たことから、ジャネットはまだ量子領域に生きていると確信したピム博士と娘のホープが量子領域に行くための装置を開発するのだが、それを狙ったソニーというブローカーと、かつて量子領域に行く装置の影響を受けて現実と量子領域を行き来するエヴァという女性が、ピム博士の装置を狙うという話である。敵と言えば敵なのだが、あまりスケールが大きい話でもないので、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の後の作品としては、気分転換できる。でも、ラストでちゃんと時系列的に辻褄を合わせているのも印象に残る。映像は4K/HDR10で収録されており、映画のマスターフォーマットが4Kであることから、4Kネイティヴで収録されている。解像度は素晴らしく、また、量子領域の美しさは見応えがある。音響もDOLBY ATMOSで収録されており、音に包まれる印象が強くて、魅力的なサラウンドを提供している。
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