新型コロナウイルスの影響で、映画館で洋画の新作の上映が無くなって久しい。とは言え何か映画を上映する必要はあるわけで、洋画の配給会社から、旧作のリバイバル上映が度々行われる。今回鑑賞しに行った「ブレードランナー:ファイナル・カット」のIMAX上映もそのリバイバル上映にあたる。最初にIMAX上映されたのは2019年の秋だったが、当時僕は交通事故を起こしていて、病院に入院していたので、その時には見ていない。今回、リバイバル上映に当たって自宅でビデオで何回か見ているこの作品を、IMAXの大画面と12チャンネルサラウンドで鑑賞したいと思い、出かけていった。IMAXの大画面では、さすがに40年近く前の映画の映像は、粗い印象を受ける。だが、その粗さも物語の内容に影響あるわけでもなく、人間とは何か、という根源的な問いに真正面から挑んだこの作品が、古びている印象は受けない。12チャンネルのサラウンドは、やりすぎな感すらあるイマーシヴなサラウンドで、天井スピーカーが大活躍している。また、重低音も鳴り響き、満足できる。「ブレードランナー2049」と共に、3/4まで上映しているので、映画館で見たことのない人は、是非。
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