スター・トレック:ディスカバリー シーズン3 第9話「時空よ、永遠に(前編)」

 あらすじ

ジョージャウの病状が悪化していた。ディスカバリーに取り憑いた球体と、連邦の知識から、ジョージャウの病状の悪化は、平行宇宙から来たことと、さらにタイムトラベルで元いた時空から800年も移動したことによる症状であることがわかった。そして、そのジョージャウを救うには、空域の外れの惑星に答えがあるとコンピューターは回答する。ディスカバリーはジョージャウを救うため、その惑星に赴く。マイケルとジョージャウは惑星に降り立つが、惑星は雪が降るばかりで何もなかった。しかし、惑星を歩いていくと、一人の男と扉が出現する。男は様々な話をするが、ジョージャウは自分を救う鍵は扉の向こうにあると信じ、扉を開けて通り抜ける。そこは平行宇宙でジョージャウが皇帝であった頃の時代だった。ジョージャウは平行宇宙のマイケルとロルカが自分を裏切ることを知っていて、それに対してどう対処するか、行動を始めた。一方でスタメッツとアディラは、大火の原因となった星雲に囚われていた宇宙船のS.O.S.の読解に成功する。それをサルーに見せて、判断を仰ぐ。

感想

シーズン3の初めの方から、何か不調の状態を見せていたジョージャウ。最初は連邦の医師の仕業によるものかなと思っていたが、実は違っていた。ジョージャウの不調は平行宇宙からプライムタイムに来たことと、さらに23世紀から800年も未来に飛んだことによる複合移動が、体調の不良を引き起こしていたというのである。その解決策を探すマイケルとジョージャウだったが、物語はなんと途中から平行宇宙の世界にジャンプし、ジョージャウが皇帝で、娘がマイケル、ロルカがまだ生きている頃の話として展開していくのである。その平行宇宙の中でジョージャウをマイケルとロルカが殺そうとする企みを企てているという話で、また妙な緊迫感を感じてしまう。しかも話は次回へ続く、という終わり方をするので、次回のエピソードが楽しみである。一方で大火の原因となった星雲の中にいる宇宙船からの救難信号の解読をスタメッツとアディラが成功し、進展を見せる展開も見逃せない。

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