レビューの詳細は、バックドラフト(4K UHD/iTunes Movies)/Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。現在もユニバーサルスタジオ・ジャパンで上映中のアトラクション、「バックドラフト」の元ネタになっている映画が、この「バックドラフト」であるが、この映画自体が別の映画の撮影中にスタジオで火災事故が起きたことからインスパイアを得て、製作されたという逸話を持っている。この映画の撮影自体も火災を扱っていることでリスクが結構高かったらしい。1991年までは映画で取り上げられることのなかった消防士と火災を主役に持ってきたことで、画期的な映画になっていると言える。映画は4K UHDのストリーミング配信ではあるが、ネットが混雑していたのか、時折画質がSD画質まで落ちるシーンもあり、4Kを堪能するには厳しかったと言える。ただ、4Kのシーンでは素晴らしい解像度と、カラフルな色合いが冴えていて、炎の煌めきには魔法の魅力がある。音響は4K UHD Blu-rayではdts:Xのイマーシヴ音声だが、Apple TV 4Kでは単純なDOLBY DIGITAL 5.1chのサラウンドにとどまっている。しかし、サラウンド効果はかなりはっきりしていて、炎の動きや消防士が消火活動をするシーンなどで効果的なサラウンドチャンネルを使用したデザインになっていて、これもまた魅力的なサウンドデザインになっている。映画としては面白い部類に入ると言える。
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