レビューの詳細は、ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(HD/Netflix)/Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。2015年に公開され、大ヒットを記録した「ボーダーライン」の続編に当たるのが、「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」である。Netflixの配信作品の中ではヒットしている方で、割と最初の方にアイコンが登場する作品になっている。今回の話はメキシコの麻薬カルテル壊滅の話ではあるのだが、麻薬カルテルが麻薬で儲けるのではなく、アメリカ-メキシコ国境でメキシコ側から手付金を払えば、アメリカに簡単に密入国させる、という時代を感じさせる設定になっているのが特徴である。そのアメリカへの密入国を経て、テロリストがアメリカのスーパーで自爆テロを行ったことから、アメリカ側がメキシコの麻薬カルテルを壊滅させるべく、微妙な作戦に出るというのが物語のあらすじである。微妙な作戦のため、話は結構ややこしく、クライマックスに至るまで気が抜けない展開になっている。主人公は「ボーダーライン」でも主役を演じたベニチオ・デル・トロと、ジョシュ・ブローリンで、彼らの行う秘密任務が次第に失敗に傾いていくというのが、本作の特徴だと思う。映像はNeflixの他社買入作品の例に漏れず、HD画質ではあるが、夜のシーンや暗い室内シーンが多く、画質的には厳しいものがある。室内シーンなどでブロックノイズが散見される。音響はDOLBY DIGITAL 5.1chであるが、サラウンド感が充実していて、視聴者を取り囲む環境になっていると言える。AVアンプのDOLBY SURROUNDモードで聞くと、ヘリコプターのローターの音が頭上で定位するなど、三次元サラウンドで再生される。
コメント