レビューの詳細は、ターミネーター:ニュー・フェイト(4K UHD/iTunes Movies)/Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。ジェームズ・キャメロンが監督した「ターミネーター2」以降、「ターミネーター3」からいくつかの「ターミネーター」シリーズが製作されたが、どれもできは今ひとつで、期待外れに終わっていた。今作は、ジェームズ・キャメロンが製作総指揮に入って、「ターミネーター2」の正統派続編として宣伝され、話題は振りまいていたが、内容的にはやはり若干だが期待外れな部分はあったとしか言いようがない。キャメロンが製作総指揮に入っているとは言え、脚本も監督もしていないため、その部分で出来の良し悪しに関係してしまっていると考えられる。ただ、派手なアクションシーンのつるべ打ちで、その部分だけ見ている分にはそこそこ面白い。ターミネーターを演じるシュワルツェネッガーも、サラ・コナーを演じるリンダ・ハミルトンもかなり年老いており、その部分で見ていて痛々しい感触を受けざるを得ない。また、今回のターゲットとなるダニーという女性と、彼女を狙うターミネーターREV-9の攻防はREV-9があまり強そうに見えないため、ちょっと残念な結果に終わっている。他のキャメロン監督の作品と同じく、女性優位な映画であり、女性がアクションを演じるところは注目に値すると言える。iTunes Moviesでの配信のため、4K UHD/DOLBY VISION/DOLBY ATMOSという高画質、高音質な品質で提供されており、アクションを楽しむだけならば、それなりに楽しめる。
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