映画「スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム」(IMAX 3D/ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13)

マーベル・シネマティック・ユニバースの23作目で、「アベンジャーズ エンドゲーム」の直後の物語として、期待されていた作品が、「スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム」である。「アベンジャーズ エンドゲーム」で師匠を失い、失意の底にあるスパイダーマンことピーター・パーカーが、修学旅行でヨーロッパに友達と向かうのだが、そこで、エレメンタルズと呼ばれる敵と遭遇する。その敵と戦うミステリオことベックの姿を見て、新たなヒーロー登場かと思われたのだが、というストーリー。「エンドゲーム」が重い展開だったことを考えると、かなりお気楽な展開で物語は進む。でも、次第に事件の真相が見えてくると、ピーターのヒーローとしての資質が問われるようになっていく、とシリアスな内容に。特にミステリオことベックの立ち位置が物語の中心にあり、彼の行動が、ピーターのヒーローたる所以に結びついていくところは、なかなか重要な話ではある。トニー・スタークの友でもあったハッピーが今作でも重要な役割を果たすのは、シリーズならではだと思う。スターク・インダストリーズの兵器も物語で重要な役割を果たし、トニー・スタークの重みを感じる。ポスト・クレジットも復活しているので、エンドクレジットが始まっても席を立たないほうがいいと思う。3D効果はかなりあり、IMAXのフルサイズの画面のシーンが多いので、IMAXで観られる人はIMAXを選択したほうがいい。後半、その効果はフルに発揮される。

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