レビューの詳細は、アイアンマン 2/Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。ロバート・ダウニー・Jr.の代表作である「アイアンマン」のシリーズ第二作目であるのが、この「アイアンマン 2」である。今回は、トニーの父、ハワードと共同でアーク・リアクターを開発していて、ロシアに亡命したヴァンコと言う男の息子であるイワンが、トニーに対して復讐を企てると言うのが物語の筋ではあるが、その割にはイワンの存在感が薄く、むしろスターク・インダストリーズに取って代わって軍に取り入れようとするハマーという男路の策略の方が目立つ、アンバランスな展開が特徴である。その他にもシールドの長官であるニック・フューリーと、その部下であるナターシャ・ロマノフの活躍とか、トニーの生命の危機だとか、トニーとペッパーの関係とか、トニーとローディの関係とか、結構話を詰め込みすぎの感があり、物語を崩している要因になっている気がする。作品的にはまあ水準の出来だし、今後のシリーズにつながる設定が色々詰め込まれているので、そこは興味深いが、第一作目に比べると、出来は今ひとつかなという気がする。それでも、アイアンマンが活躍すると、それだけでそこそこ楽しめるのが、本作の魅力かなと思う。
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