ここ数日のニュースで、意外な展開になっているのが、アメリカに追従して、日本政府が中国のファーウェイと、ZTEの携帯電話を排除する姿勢を見せたことだろう。そして、それを受けて、5Gの基地局等をファーウェイ等から調達する姿勢だった携帯キャリア3社も国に従い、排除する方針を見せてしまったことが、意外である。確かに、中国の製品には意図的なセキュリティホールがあるような気がして、買う気にはなれない。しかし、性能面では下手すると日本のメーカーを上回るものを持っているところもあり、キャリアが排除する方向に至ったのは予想外だった。父が未だガラケーなのだが、電池の持ちが悪くなってきたのでスマホに変えざるを得ないという時に、「中国製のは買いたくない」と知識のない人にまで判断されるようになったのは、やはり報道が中国製品に不信感を持たせる要因であることには違いない。これで、スマホの勢力図に変化が現れるか、現れないのか、気になるところである。特に端末代と通信費が分離される方向にある日本のキャリアで、iPhoneや日本のAndroidメーカーがどうなるかは見ものである。
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