レビューの詳細は、THE DARK TOWER(Blu-ray)/ダークタワー/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。ホラー小説の第一人者、スティーヴン・キングの大長編小説を映画化した作品がこの「ダークタワー」ではあるが、昔、途中まで原作小説を読んだ中では、この映画のようなストーリーではなかったと思うので、おそらく、原作の設定だけ使って、原作のエッセンスを映画化したものだと思う。映画情報番組では面白そうな雰囲気を漂わせていたが、全米での興行収入が良くなかったので、地雷映画かなと思って鑑賞したところ、確かにあまり面白くなかった。キングの長編小説をわずか95分という短い時間で映画化するのには、ストーリーどう弄ろうと、無理が生じるので、この映画もキャラの描きこみが足らない感じで、映画にのめり込む感触ではなかった。ガンスリンガーの活躍も、予告では凄そうに見えたが、実際映像で見ると、ありえない演出であまり感心はしていない。映画の出来は今一つで、残念な出来であると言える。多分日本公開時にも爆死しそうである。ただ、このBlu-rayの映像と音響はなかなか素晴らしく、それだけで楽しめるところはある。設備の整った映画館やホームシアターだったら、ストーリーの出来の悪さをカバーできるのではないかとは思う。
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