レビューの詳細は、GAME OF DEATH(Blu-ray)/死亡遊戯/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。ブルース・リーの死後5年を経て、生前に撮影していたフッテージを流用して作り上げた異色作。ブルース・リーの死の原因となったシンジゲートとのトラブル説(これは本当のことではなく、実際の死亡原因は病死)をそのまま映画に使うという、アクロバティックな設定を使った映画として、不思議な感じのする作品である。しかし、ブルース・リー本人のアクションシーンと、そっくりさんのアクションシーンの落差が激しく、ブルース・リーの映画としてみると、ちょっとがっかりする映画でもある。ただのカンフーアクション映画としては、そんなにできは悪くないとは言える。2001年ごろにブルース・リー本人が生前撮影していたシーンの大半が解禁され、それを見てしまうと、ブルース・リーの生前考えていた「死亡遊戯」の展開を見て見たかった、というのが本音になってしまう。どちらにしても、当時の香港の映画のノリの良さがこの映画を生んだと考えると、時代を感じてしまう映画である。
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