今日のIT Mediaに興味深い記事があった。MVNOの格安SIM会社FREETELが、縛りなしでスマホ機種代、通信代、電話代込み込みで999円とうたっているコースに罠がたくさんある、というのである。まずそのコース自体がありえない設定になっている。端末はFREETELの揃える端末から、Priori4を選択し、通信プランは段階制の使っただけプラン、月に使う通信量が100MB以下という場合にのみ適用されるという、かなり無理な設定である。しかも999円なのは1年目だけで、2年目からは1500円に値上げする。それだけでも誤認優良な仕組みであるのに加え、なんと端末代が明確に表示されていないのである。契約を進めていくと、端末代金は現れてくるが(それも補足として)、通常一括払いなら14800円であるはずのPriori4が、月々980円の36回払い、合計35280円という価格になってしまうのである。つまり、途中で解約したとしても、端末の代金支払いは残ってしまうため、3年もの長い間、縛りが存在するという、まさに罠としか言いようのない仕組みになっているのである。基本、格安SIMは、端末は自分で調達し、回線だけを契約するというあり方が一般的だと思うし、iPhoneを格安SIMで使おうとすると、そうならざるを得ないが、Android端末だと、格安SIM会社が端末を用意してしまうため、それで一緒に契約してしまう例が多いように思う。格安SIMがなぜ格安なのか、よく考えて契約しているのであればいいが、その辺を理解せずに契約者が増えていっているのが気がかりである。サポートを要求する人には、キャリア契約が最適である、と言っておく必要はあるだろう。
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