映画「この世界の片隅に」ユナイテッドシネマ キャナルシティ13(2回目の鑑賞)

全般、映画館で最初の鑑賞をして、感動のあまりに原作コミックまで買ってしまったのが、この「この世界の片隅に」である。世間では、「ローグ・ワン」が公開されている中、あえて2回目の鑑賞をしてみた。ストーリーは最初の鑑賞と、原作コミックで大体掴んだので、2回目の鑑賞は、細部を中心に鑑賞しようとしたのだが、やはり、心を揺さぶられるシーンの連発で、涙無くしては観られない映画であることを再確認するしかなかった。それでも、原作から改変されたシーンは、改悪とは思わなかった。遊女のりんさんのエピソードは、映画のストーリーでは、あれでいいのだと思うし、すずさんが次第に北条家の一員になっていく様は、カタルシスを感じるものがある。晴美さんのエピソードのところは、実験的映像を使っていて、かなりのインパクトを与えている。すずさんの声を担当した「のん」さんも、イメージにぴったりである。映画館で複数回映画を見るということはあまりないが、この映画には、それだけ見る人に何かを考えさせる力を持っていると思う。単なる戦争映画ではなく、家族のあり方を問うている作品だと思う。

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