レビューの詳細は、THE FOREST(Blu-ray)/JUKAI-樹海-/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。日本の青木ヶ原樹海を舞台にしたホラー映画ということで、それなりに面白く見させていただいた映画であるが、アメリカでも日本でも、観客や評論家の評価は芳しくない。「怖くないホラーだ」という意見もあるが、それにはまあ同意する。確かに普通のホラーのような恐怖感はない映画である。ただ、自殺の名所として有名な青木ヶ原樹海を舞台にしたということで、圧倒的な樹海の恐怖感がそこはかとなく漂っていて、それを感じ取れるか否かで、この作品がそこそこ面白く感じられるか、つまらなく感じられるかが変わってくると思う。主役のサラを演じたナタリー・ドーマーが個人的にはタイプの女性なので、彼女の体験する恐怖が身につまされる感じはしたと思う。ただ、ラストは、ちょっと釈然とはしない。この終わり方ではホラーの恐怖は感じられないよな、と思ったりする。そういう意味では、出来がいいとは言えないのかもしれない。
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