あらすじ
アーガマを脱走したルーは、砂漠の街、ガルダーヤにたどり着く。そこで油の補給を考えたルーは、ガルダーヤの芸術家に取り込んで街の中に潜入する。ガルダーヤには、白人たちが住む地下都市があった。その頃、グレミーは、アフリカ解放戦線の「青の部隊」に救助される。「青の部隊」は、ガルダーヤの地下都市を制圧すべく、グレミーを偵察に出すが、グレミーは、ルーと再会し、彼女から冷たい意見を言われる。アーガマでは油が足りなくなり、ジュドーたちが、ガルダーヤに油の補給をしに出かけるが、そこに「青の部隊」が立ちはだかる。「青の部隊」の攻撃の巧みさに、ジュドーたちは圧倒されるが、なんとか撃退し、プルの感で、ガルダーヤにルーを探しに行く。
感想
物語としては、ジオンの残兵と、ネオジオンの関係が一枚岩ではないことを表す一編になっているが、ルーの逃亡とともに、グレミーとルーとの関係、ジュドーたちとアフリカ解放戦線の「青の部隊」との死闘、と見所は多い。ジュドーにまとわりつくプルが、意外とジュドーのフォローをしていて、戦いに役に立っているところは面白いと思う。ルーも脱走しながら、アーガマの心配はしているようなので、やはりエゥーゴの正規兵なのだな、と思わせる描写はある。しかし、砂漠のジオンの残兵が、ネオジオンの行動と一致していないのは、やはり地域性というのと、宇宙と地上での兵士の考え方が、異なっていると言えるのが、緊迫感を生んでいると思う。
コメント