レビューの詳細は、SOUTHERN COMFORT(Blu-ray)/サザン・コンフォート/ブラボー小隊 恐怖の脱出/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。「ウォリアーズ」や「48時間」の監督を務めた事で、80年台前半の骨太のアクション映画を製作してきたウォルター・ヒルが、ケイジャンのテリトリーに入ってしまった事で、死の恐怖に落とされるブラボー小隊の顛末を描いたのが、この映画である。日本では劇場未公開で、テレビ東京の昼の映画枠で「ブラボー小隊 恐怖の脱出」というタイトルで放映され、のちにビデオ化されているので、B級映画かと思われるかもしれないが、実際はそこそこ出来のいいサスペンス映画になっている。ケイジャンの地の利を生かした襲撃により、ブラボー小隊のメンバーが次々と死んでいくのは、結構緊迫感を生んでいると思う。そして、ラストは結構曖昧で、観客の思想に任されているのも、余韻を残すいい結果になっていると思う。ルイジアナの陰鬱と下沼地が舞台なのも、異様な感覚を生み出していると思う。タイトルがB級タイトルなのが損をしている佳作だと思う。気になる方は一度鑑賞してみた方がいい作品だと思う。
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