機動戦士Zガンダム 第36話「永遠のフォウ」

あらすじ

カラバのキリマンジャロ攻略作戦は、シャアの手に委ねられた。アムロ以下カラバのメンバーは、早期の攻略を進言するが、シャアはためらっていた。そんな中、シャアの煮え切らない態度に業を煮やしたカミーユは、フォウを救出するべく、一人、キリマンジャロ基地に潜入していった。カミーユはそこでフォウと再会するが、負傷して治療中のジェリドとも出会ってしまい、フォウとともにキリマンジャロを脱出する。そこにカラバの攻撃が始まるのだが、フォウは戦いの中、再びサイコガンダムに乗り込んでしまい、ジャミトフが脱出するのを援護してしまう。そこにジェリドが参戦してきて、カミーユはフォウに命を助けられる。その代わりにフォウは命を落とすのだった。

感想

強化人間として、記憶を失ってしまったフォウとカミーユの再会の話。しかし、その結末は、ララァとアムロの関係に似た結果になっている。ただ、アムロとカミーユの態度が違うのは、やはりその関係性が、ニュータイプ同士の共感と、強化人間とニュータイプの違いみたいなところが、それぞれ異なっているからだと思う。映画版を見てしまうと、今回のフォウの再登場は蛇足にも感じるが、カミーユの精神的影響においては、必要だったのかもしれない。シャアがなんか煮え切らない態度でいるのは、Zガンダムの特徴であるが、次第にその情けなさが強く描かれるようになる。この一連のエピソードは、そのあたりの中核かもしれない。

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