レビューの詳細は、ERASERHEAD(Blu-ray)/イレイザーヘッド/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。難解な映画を連発する鬼才デヴィッド・リンチの長編デビュー作。今回の輸入盤Blu-rayは映像のテレシネで定評のあるTHE CRITERION COLLECTIONからのリリースで、映像は4Kマスターを使用、音響もPCM 2.0chステレオでの収録になっている。はっきり言ってストーリーは難解、かなり映像と音響のイメージで映画を楽しむしかない内容になっている。しかし、デヴィッド・リンチのデビュー作ということで、この監督の全てが「イレイザーヘッド」の中に埋め込まれていると言ってもいいだろう。主人公ヘンリーの辿る軌跡が、イメージ的にシュールなので、そこにハマる人はハマるが、ハマらない人はただただ退屈な映画になると思う。セリフもあまりないので、輸入盤でも抵抗感はほとんどない。観る人を選ぶと思うが、映画ファンなら観ておいても損はないと思う。僕個人も結構印象に残った作品である。
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