2000年の沖縄サミット前後、双葉社から一連の沖縄関連本が発売されていた。それは沖縄の風習であったり、食文化であったりとしたが、日本本土とは違う文化を面白おかしく紹介する、という趣旨で発刊されていたと思う。それから15年、時代が流れ、沖縄の風習はどう変わったのか、食文化はどうなのか、を再確認する意味で発刊されたのがこの「沖縄のハテナ!?」である。執筆陣はかつて沖縄関連本で色々書き綴っていた仲村清司氏をはじめ、嘉手川学氏など、沖縄に在住している人たちからの執筆で彩られている。様々な執筆陣で書かれた本ではあるが、基本的には大阪出身の仲村清司氏のリードが元になっているように思う。そして、仲村清司氏の10数年にわたる沖縄移住生活が元になっている部分は大きいと思う。沖縄といえば、観光立県ではあるが、知らない側面もまだまだ多いと思う。そういう意味では、沖縄フリークならば、この本で知られざる沖縄の一面を知っておくのも悪くないと思う。
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