以前から言われてきたことだが、総務省は携帯電話の料金体系をもっと競争させるべく、携帯電話/スマートフォンのSIMロックの解除を義務化する方向で動いてきた。今日、その新しいガイドラインが発表された。その中でSIMロック解除はどんな制限によっても邪魔されるものではないという内容になっているが、実は罠があって、SIMロック解除までの期間は、キャリアの考えるリスクを負わない範囲内で決めることができる、という内容になっているのである。これはどういうことかというと、多分これまでの携帯の2年縛りは無くならない。SIMロック解除の時にはなんらかのペナルティ(例えば月月割がなくなるなど)がでてくることが予想される。これは僕の予想なので外れる公算も多い。しかし、今の通信費の一部を機種代に当てているキャリアが、簡単にSIMロック解除して、他キャリアに移動できるようにするというのは考えにくいのである。そういう意味では、まだまだSIMフリー機は役に立つのではないかと思うが、肝心のAppleがSIMフリーiPhone 6 / 6 Plusを販売中止しているので、現在入手が困難になっている。Appleの施作もこの辺に関係ありそうで、販売中止は長期化する恐れがある。まあ個人的にも海外旅行に行くのにSIMロックは解除されていることが望ましいので、こういうのは顧客の利便性を考えて欲しいと思う。
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