あらすじ
バッフ・クランのドクは、ハルルにお願いをし、重機動メカでソロシップの攻撃を許可される。それを迎え撃つコスモだったが、イデオデルタが先行し過ぎたために、ドクの集中砲火を浴び、コスモは恐怖感から戦えなくなる。その戦いの中ソロシップは前線基地であるブラジラーと連絡が取れ、戦場から離脱する。一旦はブラジラーで修理をするソロシップだったが、生体発信器からバッフ・クランは追いかけてきて、ブラジラーを攻撃する。戦いに怯えるコスモをケアする女性カミューラは、その戦いで死亡し、コスモの怒りが爆発する。
感想
イデオンの中で初めてソロ星以外の植民基地が出てくる話であると同時に、好戦的なコスモが、戦いに怯えるという珍しい話。先行し過ぎたために、バッフ・クランの集中砲火を浴びて、イデオデルタの機能が死亡し、戦えなくなる恐怖感を思い知ったコスモが、植民基地であるブラジラーでカミューラと言うベスのかつての教官の女性に癒され、そして彼女がバッフ・クランの攻撃で死亡してしまい、再び怒りに燃えるというコスモの心の動きを明快に描いた話として、印象深い物になっている。また、ソロ星以外の植民基地が登場し、そこが戦いに巻き込まれるという疫病神的展開でもある。イデオンも意外な所で戦闘能力を失うので、パイロットにとってもきついところはあると思う。
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