まんが宇宙大作戦 第18話「分解宇宙人ベム」

エンタープライズは、異星人との交流を通して、新たな星の探索をしていた。そこでシーター星の調査に向かう時、異星人のベムが、調査に同行したいと言い出した。これまで調査に同行していなかったベムに対し、カークは不信感を募らせるが、同行に同意する。しかし、ベムは体を分離する能力を使って、勝手に独自の調査を行い、カークたちの身に危険を晒してしまう。ベムは自分の調査の方法が正しいことを主張し、カークのやり方に反感を覚えるが、カークたちの脱出に手を貸す。しかし、この星の知的生命体の保護をしている高次元生命体が、カークたちを押さえ込んでしまう。カークはその高次元生命体に自分たちの意見を述べようと努力する。

今回のエピソードは、価値観の異なるいくつかの知的生命体が、どう相互理解をするかという話である。そういうのはスター・トレックのよくあるエピソードだが、今回は異星人であるベムというキャラがカークたちのやり方を無視して独自にシーター星の知的生命体を調査しようとして、カークたちのやり方を無能呼ばわりするところから、どう理解を深めていくかという価値観の転回を図るかまでが結構詰め込まれた内容で描かれるのが、ポイントだと思う。シーター星の知的生命体を保護する高次元生命体まで登場して、話はややこしくなるが、カークの説得により理解が深まるという展開には、面白みがあると思う。

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