アムロの肥大化した反射神経にガンダムの操縦系は追いついていけなくなった。そこにソロモンから帰投するよう命令が入る。ソロモンでモスク・ハン博士が考案した新技術を使って、ガンダムの駆動を早くしようというものだった。一方シャアはララァを実戦投入させる。ララァはあっという間に敵艦を沈めるが、その成果を見たリック・ドムのパイロットから護衛に回られ、意識を集中出来なくなる。シャアの援護で何とか回復したララァだったが、精神の脆さは残ってしまった。ジオンに対し連邦は最終攻略に進撃し始めるが、そこにシャアとララァが立ちはだかる。アムロは出撃をし、ララァと精神感応を起こしてしまう。
物語としてはラストに繋がる細かい政治ドラマや人間ドラマを描いた話で、まだアムロとララァの関係が完全ではないが、それに準ずる話にはなっている。既にこの時点でアムロがシャアを上回る能力を得ていることも重要で、ライバル視していたアムロがシャアを圧倒しているのが実態である。モスク・ハン博士の考案したマグネット・コーティングがガンダムの性能を上げているのも細かいが重要なポイントだと思う。そしてジオンの内紛の様な状態が明らかにされるのも話が面白くさせる要因だと思う。ソーラーレイを稼働させるために100万人を強制疎開とは、やりすぎの感すらある。
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