エンタープライズはある惑星に来ていた。連邦の調査隊6名がこの惑星で行方不明になったためである。カーク、スポック、マッコイが6名を捜しに惑星に降りるが、この惑星は奇妙だった。自然が人工的に作られているのである。そのうちにこの惑星の怪物と遭遇したカークたちは、怪物に連れられて檻の中に入れられる。その怪物はこの惑星の住人で、カークたち人間を動物園の中に入れて観察していたのである。何とかその怪物をコミュニケートしようとするカークたちだったが、怪物の思考能力は早く、意思疎通は困難だった。それでも何とか事態打開のために意思疎通を図ろうとする。
カークたちが動物園に入れられるという、ユニークな展開のエピソード。そこにあるのは姿形が怪物である知的生命体とのコミュニケートであり、偏見を排除した存在を認めるという話でもある。物語は終盤この怪物の子供がエンタープライズに転送されるという意外な形を持って話は進むが、それがカークたちを結局救うということになる。調査隊が怪物と意思疎通を出来なかったのに対し、カークやスポックが限定的ではあるものの、意思疎通を出来るようになるというのは、まあドラマ的演出だと思う。
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