ヴォイジャーは大規模修復を行っていた。その中で物資を探しに出かけたキムとセブン、ニーリックスは医療用物資を運んでいるというクレイラー人を、攻撃を仕掛けているアナーリ人の手から他国の戦争には干渉しないという規約を破り、助けてしまう。成り行きでクレイラー人の信頼を得たキムはジェインウェイを説得し、彼らを母星に連れて行くことになるが、実はクレイラー人の運んでいたものは医療品ではなかった。
久々にキムが主役のエピソード。いつまでも少尉のままのキムが、クレイラー人を助けるためとはいえ、一時的に艦長の役目を負い、その指揮判断に苦悩する姿が描かれる。クレイラー人の運んでいたものは医療物資ではなく、武装兵器であったが、それを知ったキムの判断に物語の肝が描かれていると思う。もう一つのエピソードが元ボークチャイルドのイチェブがトレスに恋をするという話。こちらも脇役キャラであるはずのイチェブのキャラに深みを与える話として興味を引かれるものがある。
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