第91回アカデミー賞は大激戦、3作品が三冠、「ボヘミアン・ラプソディ」4冠

今日の朝から、第91回アカデミー賞の授賞式が開催された。年々視聴率の下がってきているアカデミー賞だが、やはり映画ファン的にはどの映画が受賞するのかが気になるところである。しかし、今年は多種多様な作品がノミネートされていて、予測は困難だった。本命は「ROMA/ローマ」と言われていたが、これはNetflixのオリジナル配信作品なので、アカデミー会員からは反発も予想されたし、「ボヘミアン・ラプソディ」は監督の性的虐待が疑われていて、受賞は難しいと言われてもいた。それで、本命は「グリーン・ブック」だと言われるようになったが、結果は「グリーン・ブック」が作品賞、助演男優賞、脚本賞に、「ROMA/ローマ」は監督賞、撮影賞、外国語映画賞に、「ブラック・パンサー」が作曲賞、美術賞、衣裳デザイン賞に、そして、「ボヘミアン・ラプソディ」が主演男優賞、編集賞、録音賞、音響編集賞となっている。見事に今回のアカデミー賞はジャンルによって受賞作が分かれていて、分散した傾向がある。「ROMA/ローマ」はNetflixオリジナル映画という点では、快挙と言えるのではないかと思うし、「ボヘミアン・ラプソディ」の録音賞、音響編集賞は、DOLBY CINEMAでDOLBY ATMOSの音響を聞いてしまうと、納得のいく受賞だったと思う。(個人的にはノミネートされた「ファースト・マン」も優れた音響だったと思うが) 今年は、珍しく半分ぐらいの作品は、すでに劇場、Blu-rayで見ている作品なので、より親密に感じることができた。「グリーン・ブック」も3月中には輸入盤Blu-rayが届くので、届いたら見てみようかなと思っている。

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