スター・トレック ヴォイジャー 第82話「プロメテウスの灯を求めて」

セブンが独断でセンサーの改良をした結果、異星人のネットワーク網が見つかり、アルファ宇宙域にある連邦の船と交信できることが明らかになった。そこで交信をしようとするヴォイジャーだったが、うまくいかずにホログラムであるドクターなら先方の船に送れることが判明する。ジェインウェイはドクターを失う覚悟で連邦の船に送り込むが、連邦の試作船であるプロメテウスはロミュランに奪われ、クルーは全員死亡、残ったのは新たに改良されたホログラムのドクターのみだった。ドクターは連邦に状況を伝えるべく、プロメテウスのロミュランからの奪取をプロメテウスにいるドクターと協力して行おうとするのだが。

これまでヴォイジャーのストーリーは連邦と連絡を取ろうとしてできないという話が多かったが、第4シーズンに入ってついに連邦に状況を知らせるという重要なエピソードが登場した。しかもそれを成し遂げるのがドクターということで、結構笑いの取れる話になっている。連邦の試作船プロメテウスに搭載されているEMH Mark2とドクターの凸凹コンビが悪戦苦闘しながらプロメテウスをロミュランから奪取して、連邦に帰るという話は観ていて気持ちのいい話になっている。しかしEMH Mark2から「出来の悪いホログラム」と言われてしまったドクターは笑える。元々傲慢な性格を持っていたからで、それを苦慮した連邦は改良版を制作していたという設定は有り得る話である。今回の異星人の通信ネットワークは今後の展開にも生かされそうなので、要注目である。

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