[映画.com ニュース] 米カリフォルニア州知事を退任したアーノルド・シュワルツェネッガーが俳優活動の再開を宣言したのを受け、中断していた「ターミネーター」シリーズが動きを見せている。
米Deadline Hollywoodによれば、米ユニバーサルが同シリーズの権利獲得に動いており、監督に「ワイルド・スピード」シリーズのジャスティン・リン、脚本にクリス・モーガンの起用を考えているという。
「ターミネーター」シリーズの権利は昨年2月、米ヘッジファンドのパシフィコーが競売の末に獲得。その直後から、スタジオ各社のオファーが殺到していることが報じられたが、以来特に目立った動きがなかった。ひとつには、前作「ターミネーター4」(マックG監督)の興行があまり振るわなかったこともあるが、それ以前の3作に出演したシリーズの顔ともいうべきシュワルツェネッガー復帰の可能性が出てきたことで、状況に変化が見られたようだ。
ターミネーターシリーズは好きな作品ではあるが、「ターミネーター3」はアクション映画としてはまあまあだったが、ジェームズ・キャメロンの作品と比較すると今一つ。「ターミネーター4」に至ってはもう「ターミネーター」シリーズではないなと思ってしまったぐらいがっかりした作品である。「ターミネーター4」の興行的不振に伴い、新ターミネーター3部作構想がとん挫してしまったわけだが、今回のニュースを受けて、どう展開していくのか注目される。出来れば、また面白い作品を作ってほしい、というのが願いである。その前に解決しなければ制作できない問題が山積みのような気もするが。とにかくシュワルツェネッガーが俳優業復帰の話はちょっとうれしい。この前「エクスベンダブルズ」にちょこっと出てきたときには「おお」という感じだった。どうなるのか、期待して待っていよう。
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