今年は、伝説のアクションスターにして、格闘家でもあるブルース・リーの生誕70周年だそうである。それを記念して制作されたのがWOWOWで放送された、「ドラゴン旋風!~ブルース・リーの伝説と遺産」である。内容は日本のドキュメンタリーということもあってか、インタビューはすべて日本人というちょっと残念な結果になっているのだが、どのインタビューを見てもブルース・リーへの愛があふれたものになっている。僕は世代的に言うとブルース・リー世代というよりジャッキー・チェン世代なのだが、持っているDVDの数で言うとブルース・リーのほうが多い。それだけインパクトのある人物ということなのだが、インタビューでも、「映画を観た人は皆ブルース・リーになりたがった」というコメントがあり、うなずけるものがある。無敵の強さを誇り、優しさを兼ね備えた人物、ブルース・リーがいなければ、後のアクション映画や、総合格闘技などは生まれなかっただろうという話には納得である。和製ドラゴンと呼ばれた倉田保昭の話には、結構興味のある話となっていた。彼はブルース・リーと友人関係にあったということで、貴重な話を聞くことができた。また、ブルース・リーへの愛が格闘ゲームなどに波及したという話も、「そうだそうだ」と同感を覚えた。とにかく、ブルース・リーの映画は一度は観ておくべきクラシック映画だと思う。「燃えよドラゴン」だけでもいいと思う。興味が持てればその他の作品も観てみるといい。彼のすごさがわかると思う。
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