スター・トレック ヴォイジャー 第18話「ケイゾン戦士誕生」

ネイティブ・アメリカンの副長・チャコティは、父の魂に会う儀式をするためにヴォイジャーを離れていた。そこにケイゾン・オーグラの少年カーがやってきて、チャコティを殺そうとする。カーは部族の称号を得たいという一心でチャコティに攻撃を仕掛けてきたのであるが、逆にチャコティに攻撃され、命を助けられる。不名誉な扱いを受けたと感じるカーだったが、チャコティと行動を共にするうちに心境の変化が訪れる。

第1シーズンでは2回しか登場のなかったケイゾンが第2シーズンでは度々でてくるが、その第1話にあたるのが今作である。戦闘部族であるケイゾンの慣わしを描いたものとしては、興味深い展開になっている。前に観たときには、あまり面白いストーリーとは思っていなかったのだが、今回再見してみて、ケイゾンというヴォイジャーに立ちはだかる種族のその習性みたいなものがよく分かったのは面白いと思う。今作では、種族の価値観の違いというものがよく現れたストーリーなのではないかと思う。それをネイティブ・アメリカンというアメリカ人にとっても立ち位置の微妙な種族の末裔であるチャコティの話しにしたのは、興味深いと思う。

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