あらすじ
アベンジャーズのメンバーの一人であるキャプテン・マーベルに憧れるパキスタン人の女子高生、カマラ・カーンは、自分がキャプテン・マーベルだったら、と空想の世界に浸っていた。カマラは、友達のブルーノと共に、アベンジャーズのファンの集い、「アベンジャー・コン」に参加したくてしょうがなかったが、家族がそれを許さなかった。ただでさえ、空想の世界に生きていて、現実を見ようとしないカマラに対して、不安を家族や学校の教師たちは感じていたのである。しかし、それでも「アベンジャー・コン」に参加したいカマラは、ブルーノと手を組んで、こっそり家を出て、会場にコスチュームを持って参加する。そこには、親戚のガラクタである腕輪もあった。キャプテン・マーベルの衣装コンテストに参加したカマラは、ガラクタである腕輪を左手に嵌めるが、それは超常的なパワーを持っていた。カマラは一瞬にしてスーパーパワーを持ったヒーローになってしまったのである。しかし、家に帰ったカマラは母にこっぴどく叱られる。
感想
「キャプテン・マーベル」の続編「ザ・マーベルズ」に出演すると言われているカマラ・カーンというパキスタン人の女子高生が、スーパーパワーを手に入れて、ヒーローの活躍をすることになるはずの、この「MS.マーベル」、第1話を見た限りでは、カマラの渋い学校生活が描かれ、「スパイダーマン」ほどでもないにしろ、青春ドラマに仕上がっていると思う。というか、弟1話は完全に青春ドラマ。ポップなイラストが画面を覆ったり、結構キッチュな画面構成で、ヒーロードラマらしくない展開が繰り広げられている。カマラの空想に走る生活は、カマラの人生の現実を破壊している部分があり、家族も学校の教師も心配している。そんな状況のカマラが本当にスーパーパワーを手に入れて、ヒーローになったとしたら、どう展開するのか、第2話以降はその辺が描かれそうである。とにかく第1話は意表をついた展開で、ヒーロードラマらしくないので、想定外のストーリーが進行するので、意外である。
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