スター・トレック:ディスカバリー シーズン4 第4話「すべては可能」(YouTube)

あらすじ

惑星連邦とニバーの交渉は最終局面まで来ていた。ニバーが連邦に再加盟するという議題で両者の間で議論が交わされ、最終的にニバーが連邦に再加盟するというところまで漕ぎ着けかけていた。しかし、連邦の提督が病気で交渉を欠席し、バーナムとサルーに対して交渉の最終局面に参加するようリラク大統領から要請があった。バーナムとサルーは交渉に参加するが、ニバーは最終局面で、連邦には加盟するが、いつでも連邦から離脱できるようにする、という一文を追加するよう要求し、交渉は中断してしまう。バーナムとサルーはこの事態を受けて両者の打開点が必要であると認識し、バーナムはリラク大統領に、サルーはニバー代表団に接近し、お互いの妥協点を探り出すことになる。その頃、ティリーは自分のコンフォートゾーンを抜け出して、新しい自分を探していた。その一環として、連邦のアカデミーの候補生をアディラと共に教育する機会に恵まれる。しかし、ある月に行き、訓練を行う予定が、別の月に不時着してしまい、生命の危機に瀕してしまう。訓練生はお互いのことすらよく知らない状態の中、ティリーはアディラを使ってチームを一体化させることに尽力し、不時着した月からの脱出を試みる。また、ブックはニバーの精神融合により、クイジャン消滅の罪の意識を一時的には緩和していたものの、また元に戻りつつあった。それを観ていたカルバー医師は、ブックの心を癒すためのカウンセリングを開始する。

感想

今回も重力異常がメインでの話ではないが、結構主要登場キャラの扱いに変更があり、飛ばすわけにはいかないエピソードがてんこ盛りになっていた内容だと思う。物語は3つのパートに分かれていて、1つは連邦にニバーが再加盟する話についての最後の紛糾問題について、バーナムとサルーが解決する話、2つ目はティリーが自分の進む道を見出していく話、3つ目はブックが傷ついた心をカルバー医師のカウンセリングによって癒していく話、に分かれていると思う。特にティリーが自分の進む道を見つけ出し、ディスカバリーを離れる展開は、ちょっと寂しいものがある。シーズン1からインパクトのあるキャラだったので。その一方でバーナムとサルーが連邦にニバーが再加盟することについて、尽力を尽くすところは、スター・トレックらしい展開かなと思う。そして、心の傷が癒えないブックをカルバー医師がカウンセリングする展開も、一度死んだカルバー医師ならではの行為だと思う。派手なアクションはないが、心に残るエピソードだったと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました