あらすじ
ジェンは、エミル・ブロンスキーの仮釈放の審理の担当をすることになるが、ブロンスキーが監獄から脱獄して、ファイト・クラブでアボミネーションとして戦っていたという映像が世界中に流れ、仮釈放への道が遠くなっていく。ジェンは、ブロンスキーが自らの意思で脱獄したのではなく、ファイト・クラブでの対戦相手であるアベンジャーズのメンバーの一人、魔術師ウォンがブロンスキーを脱獄させた、という情報を仕入れ、ウォンに審理の中で証言してもらうよう依頼をする。その頃、事務所ではジェンのかつての仕事仲間だったブコウスキーが裁判を起こす準備をしていた。彼は、アスガルドのエルフのルナが化けていた、有名人のミーガンだと思っていたので、彼女に大金を貢いでしまい、それを取り戻すべく裁判を起こしたかったのである。ジェンはマスコミにもすでにシー・ハルクと認識されていて、ブロンスキーの仮釈放の審理の担当ということで、注目を浴びていた。そして、審理が開始されるが、ウォンがなかなか現れず、ジェンは苦戦しながら仮釈放認可に向けて取り組んでいく。そして、ブコウスキーの裁判も、ジェンが証人になることで、意外な展開を見せていく。
感想
マーベル・シネマティック・ユニバースのドラマシリーズの中でも、ゲスト出演の多いこの「シー・ハルク:ザ・アトーニー」だが、今エピソードでは、ブロンスキーと「シャン・チー」で対戦していた至高の魔術師ウォンが、登場してくる。結構フェイズ4ではウォンの登場場面が多いと思うのだが、ドクター・ストレンジを差し置いての登場回数の多さは、やはり使いやすいキャラだからかな、と思ったりもする。まあ、そのウォンの協力により、ブロンスキーの仮釈放が認められるのだが、どうも裏がありそうで、今後の展開に影響しそうである。裏があるというのは、物語ラストの方でジェンに襲い掛かる暴漢たちの目的が、どうもブロンスキーとリンケージしていそうな雰囲気を匂わしていたからである。それにしても、このシリーズ、結構コミカルだし、ジェンが視聴者に語りかけるシーンが多くて、笑える場面も多い。ドラマシリーズの中では、とっつきやすい部類に入るのではないかと思う。また、エピソードの長さも40分切っているので、見やすいというのもある。次回、どういう展開が待っているかが楽しみである。
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