昨日は、第95回アカデミー賞で盛り上がっていたが、前日の12日には、その年の最低映画を決める「ゴールデン・ラズベリー賞」の授賞式が密かに開催されていた。僕もこのブログを続けて長いが、時々ラズベリー賞について触れている時がある。ネタとして面白いと思った時に書いているみたいである。
で、第43回ラズベリー賞は、最低作品賞にNetflixオリジナル映画で、マリリン・モンローの半生を大胆に脚色した「ブロンド」が受賞したので、「えっ! この映画が最低作品賞取ったの? 僕、見ちゃったよ、この映画」ということで親近感が湧いたので、ネタとして書いているところである。
「ブロンド」は作品賞のみならず、最低脚本賞も受賞しているとのことで、結構悪い意味で評判になっていたみたいである。ラズベリー賞は、本当にダメな映画は選ばれず、ネタとして笑いが取れるダメ映画に賞を与える傾向があるので、「ブロンド」はそういう意味で本当にダメな映画というより、ネタとして「ダメだな、この映画」という感想と共に見るのが正しいのではないかと思う。僕個人は「なんか成人映画っぽい演出多いな」と思いながら見てしまったのであるが、それなりに楽しんでいたので、ラズベリー賞受賞は頷けるところはある。
それと共に、今回のラズベリー賞でネタとして笑えたのは、最低主演女優賞の結果だろうと思う。ノミネートの段階で、「炎の少女チャーリー」の主役を務めたライアン・キーラ・アームストロングがまだ11歳だというのに最低主演女優賞にノミネートされたことで物議を醸し出し、結局事務局は彼女のノミネートを取り消しただけでなく、最低主演女優賞には、「第43回ラズベリー賞ノミネートの失敗」ということで、ラズベリー賞自体が最低主演女優賞を受賞するというギャグをかましている。この辺はまさにギャグでやっている感が強く、笑える話である。
いつも、アカデミー賞の影に隠れてしまいがちなラズベリー賞ではあるが、ブログにネタとして書くにしろ、書かないにしろ、実は毎年関心を持っているのは事実であり、どの映画がその年の最低映画になるか、興味を持っている。最低映画を見るのも、ネタにはなるので。
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