NIAGARA TRIANGLE VOL.2のSACD盤をRX-A770でDSDデコードして聞いてみる

去年の夏、NIAGARA TRIANGLE VOL.2のSACD盤を買って、スピーカーで聞いた話を書いている。その時には気づかなかったのだが、ここ数日、AVアンプとスピーカーで音楽を聴いたり映画を見るようにしていて、設定を見直していたときに、NIAGARA TRIANGLE VOL.2のSACD盤をSONYの4K UHD Blu-ray Playerで再生したところ、SACDの記録方式はDSD方式なのに、AVアンプRX-A770では176.4kHzのPCMでデコードをしていることがわかった。

それで、なんでSACDの記録方式はDSDなのにAVアンプは176.4kHzのPCMでデコードしているのだ?とちょっと疑問を感じた。AVアンプのRX-A770での説明書を読むと、DSDは5.6MHzまで対応しているはずだった。SACDは2.8MHz/1bitで記録されているので、AVアンプでDSDがデコードされてもおかしくはないはずだった。

それで、SONYの4K UHD Blu-ray Playerの取説を調べてみた。僕が持っているのはリージョンフリーに改造されたアメリカからの輸入品なので、取説は当然英語で読むのに少々時間がかかったが、原因は分かった。Playerの初期設定がDSDの信号をPCMに変換して出力するようになっていたのだった。どうも、マルチチャンネル対応のためらしい。

SACDは多分今後買う予定はないだろうから、NIAGARA TRIANGLE VOL.2の再生のために、Playerの設定で音声出力をPCMからDSDに変更して、ディスクを再生してみた。

そしたら、AVアンプの方でDSDデコードをしている表示が出て、ハイレゾ再生を行なっていることが確認できた。音質だが、実に生々しい楽器や歌声になっていて、さすがにDSDによるハイレゾ音声再生はすごいものがあるなと実感した。

これで、Playerの設定を変えなければ、2ch STEREOではDSDのまま出力してAVアンプでデコードという形になるので、今後はこれで使っていこうかと思う。

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