昨晩、yahooの号外通知で坂本龍一さんが亡くなられたというニュースに接した。2022年12月の配信ライブの時に、「すでにステージ4のガンに侵されている」という話を聞いていたので、驚きはなかった。ただ、「その日が来てしまったか」という思いが頭を駆け巡った。
僕は特に坂本龍一さんの熱烈なファンというわけではないが、それでも何枚かのCDを所有し、彼が音楽を手がけた映画のビデオも何枚か持っていたりするので、ファンとは公言しないが、そこそこ聞いている方だと思う。
今年、「ラストエンペラー」と「戦場のメリークリスマス」の4Kレストア版が相次いで劇場公開され、2作とも劇場に見に行ったのだが、どちらも作曲家として、そして俳優として、坂本龍一さんは映画に参加していた。思えば、事前の追悼上映ともいえなくもない。どちらの映画もビデオは持っていて、自宅でも鑑賞できるのだが、劇場で上映されたことに意義があるような気はする。
坂本龍一さんといえばYMOで脚光を浴びたのだが、個人的には「戦場のメリークリスマス」のサウンドトラックが印象深いし、ロック歌手の忌野清志郎さんとのコンビで歌っていた「い・け・な・いルージュマジック」のメイクも印象深い。また、友人がチケットを手に入れた、との誘いで「Playing the Orchestra」のライブを見に行き、その前衛ぶりに頭抱えたのも懐かしい思い出である。友人は居眠りしていたし。
やはり、一時代を築いた人がこの世を去るのは、なんか寂しい。あとで「戦場のメリークリスマス」のサウンドトラックを聴くことにして、故人を偲びたいと思う。ご冥福をお祈りしたい。
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