コロナ禍で長らく続いたヘッドフォンによるサラウンド再生から、AVアンプとスピーカーによるサラウンド再生に戻して2ヶ月近くなる。音量は抑えてはいるものの、やはりスピーカーならではの音場感は素晴らしいものがある。
そのスピーカー再生だが、ゴールデンウィークが終わる頃になって、テレビの音声をAVアンプにARCで戻して再生していると、どうも右チャンネルだけ音が出ていないようなのである。それに気づいたのは、NHKニュースを見ている時に、NHKは2チャンネルモノラル音声をAACで流しているようで、その時に音が左チャンネルからしか出ていないので、おかしい、と思ったのである。それでもCDとかを聴いている時には5.1.2チャンネルで再生しているせいか、右チャンネルの音が出ていなくても、あまり不自然に感じなかった。NHKニュースを見ている時だけおかしかった。
今朝、仕事を始める前に、DOLBY ATMOSのデモディスクにテストトーンが入っているのを思い出し、各チャンネルからちゃんと音が出ているか、確認したところ、本当に右チャンネルだけ音が出ていなかった。それで、テレビやAVアンプの電源を落とし、AVアンプのスピーカー端子の接触に緩みがないかを確認し、緩んでいる端子は締め付けてみた。
再度テレビやAVアンプの電源を入れ、DOLBY ATMOSデモディスクでテストトーンを再生し直したところ、今度は右チャンネルからも音が出て、前チャンネルテストトーンが出力されるようになった。
NHKの2チャンネルモノラル音声を再生したところ、ちゃんと左右スピーカーの真ん中で音が定位するようになったので、不具合は解消されたと言える。
一旦AVアンプ等を設置してしまったりすると、なかなかその設置を見直すことはないのだが、たまにこういう接触不具合等が発生することもあるので、たまには見直しを行ったほうがいいのかなと思った。今日は設置の見直しをしたついでに、久しぶりにAVアンプのスピーカー間の距離や遅延時間の設定をし直してみた。これで、最大限効果を発揮する出力になっているはずである。
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