以前、インターネットのオークションで、やちむんのCD「プリン」と「青春の落とし前」を入手したことを書いた。その時は、これ以上CDの入手は難しいかな、と思っていた。何せ、やちむんのCDはインディーズなので、プレスした分が売り切れると、再プレスの可能性がかなり低いのである。在庫が残っても負債になるから仕方ないとは思うが、映画「一生売れない心の準備はできてるか」で、やちむんの楽曲にハマった身としては、聴きたいCDがあっても聞けないというのは少々辛い。
そんな中、インターネットをいろいろ探していると、Amazonでは「プリン」と「ニューハウスミュージック」の2枚はAmazonには在庫はないものの、沖縄の那覇に店舗を構える高良レコードが在庫がまだあり、新品未開封で通信販売していることを確認した。Amazonのシステムで売買しているので、購入は楽である。「プリン」は所有しているが、「ニューハウスミュージック」は未所有だった。やちむんの公式サイトでは「ディスコグラフィー」の項目があり、収録楽曲が載っているので、「ニューハウスミュージック」の収録楽曲は分かった。知っている楽曲は1曲しかない。
それでも、YouTubeでやちむんの楽曲を何曲か聞いていたので、「ニューハウスミュージック」も入手しようと思い、Amazonで注文をした。Amazonのシステムを使っている高良レコードにはすぐに注文が行き、土曜の夜注文で、火曜の今日の昼にはCDが届いた。
慶留間島で合宿をして録音したというこのアルバムは、奈須重樹のアコースティク・ギターの音色が印象的な楽曲が多いように思える。「プリン」では個性を主張していた山里満寿代のヴァイオリンも抑えめのような感じである。インストルメンタルな楽曲が一曲に、山里満寿代のボーカル曲が一曲と、バラエティに飛んでいて、フォークロックアルバムとしては良い出来ではないかなというのが聞いた感想である。
本当は時代的にはCDで再販はしてくれなくても良いから、ストリーミング配信に乗っかってもらって、スマートフォンとかでも自由に聞けるようになって欲しいとは思うのだが、関係者の話だと、奈須重樹がストリーミング配信に関心がないっぽいので、入手できたCDはここまでで、あとは運が向くのを待つぐらいか。オークションサイトで出品されれば、考えたい。
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