坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」アルバムセルフカバーの「Coda」ハイレゾ版をe-onkyoで入手、試聴する

ここ数日、SSDのNASを入手してから、NASに保管してあったハイレゾミュージックを聞いていることは、このブログで書いている。やはり、「戦場のメリークリスマス」サウンドトラックアルバムの「Merry Christmas Mr.Lawrence-30th Anniversary Edition-」のDSD 2.8MHz 1bitの高音質ぶりには驚愕していた。

それで、さらなる高音質の音源が欲しくなってきた。「Merry Christmas Mr.Lawrence-30th Anniversary Edition-」のDSD 5.6MHz 1bit版を買い直そうかとも思ったが、価格が7400円と高い。それと、買い直して、僕の老化した耳でDSD 2.8MHz 1bitの音と聞き分けられるのか、自信もなかった。

ハイレゾ音源を買っているのは、主にe-onkyoというオーディオメーカーのonkyoが手掛けていた配信サイトである。今はサイト名こそonkyoの名前はあるが、会社としてのonkyoは破産したために、他の会社の傘下に入っていて、今年後半にはサイトが大幅に切り替わり、サービスの内容も変わるらしい。そんな状況ではあるが、久しぶりにサイトを見て、DSDファイルでめぼしい楽曲はないかなと探してみた。

すると、坂本龍一のアルバム「Coda」がDSD 5.6MHz 1bitで配信されているのがわかった。アルバムの内容も「Merry Christmas Mr.Lawrence」のピアノ弾き語りバージョンなので、ピアノ一本でアルバムのほとんどが奏でられるという結構音質にこだわれる内容だった。価格は5000円を下回る。でも、内容を聞かずにいきなり買うのは躊躇したので、まず、昨晩Apple Musicでロスレス音声の「Coda」を聞いてみた。ボーナストラックの2曲を除いて、本当に「Merry Christmas Mr.Lawrence」の楽曲をピアノだけで再現したアルバムで、なかなか興味深かったので、今朝、e-onkyoからDSD 5.6MHz 1bit版を買ってみた。

で、聞いてみたのだが、昨晩ロスレス版を聞いた後にDSD版を聞いているので、音質の差が明確だった。ロスレス版は高域がとんがっていて、硬いのである。DSD 5.6MHz 1bit版は生のピアノの音を聴いているかのような臨場感があった。流石に2ch STEREO版をDOLBY SURROUNDモードで聞いても、前方にしか音は定位しないが、その分目の前で演奏されているかのようなリアルさがあった。

アルバム自体も聴いていて興味深かった。「戦場のメリークリスマス」のサウンドトラックをピアノだけで再現するという試みは、オリジナルのシンセサイザーを駆使したサウンドと比較して、シンプルな分魅力が増していると言える。

坂本龍一の楽曲は昔はCDを持っていたのだが、中古CD店に売ってしまったこともあり、そんなにファンだったこともないから、今まであまり関心を寄せていなかったが、彼の死去後、関心を寄せるようになり、Apple Musicを駆使して色々聞くようになっている。そうした中での「Coda」DSD 5.6MHz 1bit版の購入は、試聴する楽しみが増えたと言ってもいいだろう。

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