ハイレゾ音源をDOLBY SURROUNDモードで視聴すると、予想外の音の広がりを感じる

2023年6月4日にSynologyのNASが届いてから、いくつか手元にあるハイレゾ音源をハイレゾのまま再生する、ということをしている。「戦場のメリークリスマス」のサウンドトラックについては、2-3日前に試聴し、インプレッションを書いている。

その後、佐野元春のアルバムのうち、ハイレゾ音源のものを3つ、順番に聞いてみているのだが、今日、仕事の休憩時に、「No Damage」のFLAC 96kHz/24bitバージョンのものを聞いてみた。ハイレゾ音源なので、音がナチュラルで、ロッシー音源のような硬い音はしていないのだが、低域が出ていて、高域の伸びが足りないような感じはしていた。

それはそうとして、アンプのサラウンドモードをDOLBY SURROUNDモードで試聴しているのだが、この効果が結構面白いのである。ハイレゾ音源は2chステレオ音源のため、本来ならば前方2chスピーカーから音が出てくるように思うのだが、DOLBY SURROUNDモードで試聴すると、音がサラウンドチャンネルに振り分けられたり、ボーカルが頭上に定位したりして、空間的な広がりを感じるため、2ch固定から解き放たれた感覚で音楽が楽しめ、楽しいのである。2chの音もスピーカーからというより壁面から音が鳴っているように感じられるし、また壁面から試聴位置の間で音が成立しているところもあり、サラウンド効果が満点なのである。

ハイレゾ音源なので音がナチュラルでアナログ的サウンドなので、サラウンド効果をプラスすると、より臨場感あふれる音楽再生になっている。最近ではAVアンプの人気がなく、日本では売れていないようだが、AVアンプ+5.1.2ch以上のスピーカー構成を持っている人は、ハイレゾ音源でDOLBY SURROUNDやdts Neural:Xなどのサラウンドモードで再生すると、より楽しめるのではないかと思っている。

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