今週の頭に、webニュースで「マランツのAVアンプ、CINEMA 70sが22%引きでAmazonとヨドバシ、Bicで売られている」という情報を聞いて以来、AVアンプを買い替えようかな、と少々悩んでいた。今、使っているYAMAHAのAVアンプ、RX-A770は買ってからすでに5年を経過している。性能的には一昔前の部分もあるので、買い換えてもおかしくはなかった。
しかし、買ってからは5年とはいうものの、実稼働は買ってから2年半ぐらいしかないのである。これも、コロナ禍で行動自粛が求められていた時に、今まで文句言われなかったAVアンプのボリュームで映画を見ていたら、隣人から騒音クレームをつけられ、その後もちょっとでもスピーカーから音を出すとクレームをつけられていたために、コロナ禍の2年半の間、Victorのサラウンドヘッドフォン、EXOFIELD THEATERやApple TV 4Kとのセット限定でBeats Fit ProでのDOLBY ATMOS再生をせざるを得なかったのである。この春ぐらいに「そろそろコロナ禍による行動自粛から解放され始める」というのと、クレームつけてきた隣人が引越していなくなったので、2年半ぶりにRX-A770を鳴らし始めたところである。
そういう事情もあって、AVアンプの買い替えには躊躇するところもあった。RX-A770は故障している箇所もないし、とりあえず今の性能で足りない部分はeARCぐらいなものだからである。逆にマランツのCINEMA 70sにすると、RX-A770で再生できていたradikoが再生できない、という問題もある。RX-A770でのradiko再生もほとんどしていなかったのではあるが。
インターネットでCINEMA 70sの情報を調べているときに、RX-A770の性能との比較をしていたら、偶然、RX-A770をAmazon Echoで音声制御ができることがわかった。それは、以前iPhoneにインストールしていながら、全く使っていなかったMusicCastというアプリを経由しての話にはなるのだが、これはちょっとRX-A770の延命につながる機能かも、と思って、MusicCastの設定とAmazon Echoの設定を行ってみた。MusicCastは使っていないうちにユーザー登録によるiPhoneからのアンプコントロールアプリに変わっていたので、まずユーザー登録を行なった。それから、2019年に登録解除したradikoのエリアフリーの登録を再び行なった。その後、Amazon AlexaアプリでMusicCastとの連携を行い、Amazon EchoにMusic Castスキルをインストールして、音声指示を出してコントロールできるようにした。
実際に音声指示を出してみると、割と理解力がない。せいぜいできるのは電源ON/OFFと音量調整(しかも大雑把)、一部入力切り替えぐらいである。それでも、iPhoneアプリのMusicCastでRX-A770を再び制御できるようになったので、radikoやNASのハイレゾ音声の再生時には、わざわざ4Kテレビの電源を入れなくても音は楽しむことができる。4kテレビによるHDMI CEC機能も生きているので、4KテレビのリモコンでRX-A770の制御や4K UHD Blu-ray PlayerやApple TV 4Kの操作もこれまで通りできる。
これで、もうしばらくはRX-A770を活用した映画鑑賞や音楽鑑賞を続けることはできそうである。あとは、夏のボーナスの金額次第ではマランツのCINEMA 70sに買い換えるか、検討したらいいかとは思う。
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