一応TM NETWORKが好きなので、リーダーの小室哲哉のソロ活動も追っかけはしている。そんな中、5月にTM NETWORKと小室哲哉のいくつかの楽曲がDOLBY ATMOSでミックスされ、Apple Musicで配信開始された、という話を聞いた。TM NETWORKのDOLBY ATMOSの楽曲は「GET WILD」などが挙げられていたが、実際にApple MusicのTM NETWORKのページに行っても、DOLBY ATMOSの表示はなく、どの楽曲が対応なのか、分かりづらかった。
それで、小室哲哉のソロ楽曲である「RUNNING TO HORIZON 206 Mix」を探したところ、こちらはDOLBY ATMOSの表示があったので、まだAVアンプがYAMAHAのRX-A770だった時に一度聞いてみた。その時には「それなりに効果あるけれど、すごいミックスではないな」と思って聞いていた。
今日、在宅勤務中の休憩時間にふと、AVアンプをマランツのCINEMA 70sに買い替えたので、試しに「RUNNING TO HORIZON 206 Mix」のDOLBY ATMOS版を聞き直したらどうなるか、試してみた。
AVアンプの作りとか音の思想の違いがあるとはいえ、マランツのCINEMA 70sでデコードしたDOLBY ATMOSのミックスはすごいものがあった。小室哲哉のボーカルが縦横無尽に動いたり、コーラスが耳元で囁かれたり、効果音が頭上をぐるぐる回るしで、DOLBY ATMOSのデモンストレーション音源として聞いてもいいのではないか、と思うぐらいに音をいじっていた。
ちなみに小室哲哉だけでなく、宇多田ヒカルの「FIRST LOVE」のDOLBY ATMOS版も聞き直してみたのだが、こちらも臨場感が素晴らしく、「本当の三次元サラウンドの音の配置ってこうだったのか」と実感するぐらいに素晴らしい効果を発揮していた。
このブログでは、「DOLBY ATMOSのデモ音源をダウンロードできる」という記事によく集客が集まるが、皆、金出さずにDOLBY ATMOSのデモ音源欲しいのかな、と思ったりもする。もっとも、金出してもDOLBY ATMOSのデモディスクも入手しづらくなってきているし、いざ、DOLBY ATMOSの設備を導入してもテストできる環境に持っていけないのかなと思う。
だから、もし、DOLBY ATMOSのデモを体感したくて、かつApple Musicに加入しているのであれば、小室哲哉の「RUNNING TO HORIZON 206 Mix」のDOLBY ATMOS版はいいデモンストレーション音源になるのではないかと思う。
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