「シークレット・インベージョン」シーズン1第3話「裏切り」(Disney+)

あらすじ

グラヴィクは、人類を粛清し、地球をスクラル人の移住地にしようと画策していた。そのために、人類同士が殺し合いをして滅亡に追い込む必要があった。グラヴィクは配下のスクラル人3人をイギリス人将校に擬態させ、イギリス海軍に潜入させる。フェアバンクス准将を始めとする3人に擬態し、原子力潜水艦に国連の持つ飛行機を撃墜させ、第三次世界大戦を引き起こそうとしていたのである。グラヴィクはその中で自身のチームの中に裏切り者がいると察知していて、その裏切り者を密かに探っていた。ガイアもそれに同調するふりをしていたが、彼女は密かに対立していた父親のタロスに原子力潜水艦による国連飛行機攻撃の情報を連絡する。ニック・フューリーは妻であるプリシラと出会っていたが、プリシラは実はスクラル人であり、彼女にも裏がありそうだった。ニックとタロスはニックの存在が消滅していた時のことの状況から対立を引き起こしていたが、ニックが頭を下げることで再び二人はコンビを組む。タロスはガイアから得た情報で第三次世界大戦の引き金が引かれることを知っていたため、ニックと二人でフェアバンク准将に擬態したスクラル人に接近し、攻撃をやめさせるべく動き出すが、フェアバンクス准将に擬態したスクラル人は攻撃中止のコードを言わないまま、タロスによって殺されてしまった。タロスは娘のガイアに頼んで本物のフェアバンク准将の脳から攻撃中止のコードを読み取ってタロスに伝え、原子力潜水艦による攻撃は回避されるが、ガイアの身には危険が迫っていた。

感想

物語も早くも折り返し地点であるが、今エピソードはニックとタロスの掛け合い漫才が復活していて、ユーモラスな中に適度な緊迫感を醸し出していて、面白い展開になっていたと思う。グラヴィクは地球侵略の手続として人類粛清を図るが、今エピソードではイギリスの原子力潜水艦から国連の航空機を攻撃して、人類を疑心暗鬼にさせ、自滅への道を歩み出させるという巧妙な手段で侵略を図るため、その策略をニックとタロスが食い止めることができるかどうかが、エピソードの肝になっており、サスペンス度は高いと思う。そして、タロスと仲違いしていたはずの娘のガイアがタロスにグラヴィクの侵略計画の情報を密かに伝えるところなどは、彼女の倫理観みたいなものが見え隠れして興味深い。ただ、ラスト近くで意外な展開になってしまうので、これが次回以降にどう影響するのかが気になるところである。ニックの妻であるプリシラも実はスクラル人ではあるが、どうも彼女も物語に深く関与しそうなので、気になるラストを迎えている。残り3話でどう物語が展開し、どう解決していくのか、楽しみである。

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