スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド第1話(Paramount+/WOWOWオンデマンド)

あらすじ

地球に滞在していたパイク艦長は、艦隊本部からの呼び出しにより、修理の終わったエンタープライズに向かう。パイクは休暇中だったスポックを呼び戻し、新たなクルーで副長のラアンや、操舵士のオルテガス、通信士官候補生のウフーラ、ドクターのムベンガと遺伝子工学の権威チャペル等とエンタープライズに乗り込んだ。艦隊の指令では、カイリー279でワープシグニチャーが検出されたので宇宙艦アーチャーがカイリー279にファーストコンタクトに向かったが、そこで消息を絶ったため、原因追究のためにエンタープライズを派遣する、とのことだった。アーチャーにはパイクの副長であったウーナが艦長として任務についていた。エンタープライズはカイリー279に到着するが、ワープエンジンの痕跡は見つからず、逆に攻撃を受ける羽目になった。調査の結果、カイリー279はワープエンジンを開発せず、ワープドライブの技術を応用した兵器の製造を行っていたことがわかる。パイクたちはカイリー279の住人に変装して惑星に降り立ち、ウーナたちの救出と、ワープ兵器の無力化を図る。カイリー279では政府と反政府勢力が争いを繰り返していて、事態は深刻化していた。政府がワープ兵器を生み出し、反政府勢力を沈静化させようと目論んでいた。パイクはそのことを見過ごすことができず、惑星連邦の法に違反してカイリー279への干渉を試みる。

感想

「スター・トレック:ディスカバリー」がNetflixでの配信を中止してしまってから早2年、ようやく日本でもParamout+のサービスがWOWOWとJ:COMとの協業で12月1日から本格的に始動するにあたり、1週間早い11月24日にWOWOWで「スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド」のシーズン1第1話が先行配信された。僕は日本での配信未定だった頃にこのシリーズは輸入盤Blu-rayで鑑賞しているが、やはり日本語の字幕や吹き替えで説明されるととてもわかりやすい。

しかも第1話は結構タイムリーな話である。今の世界情勢を反映したかのような設定やストーリー展開には唸らされるものがあるし、「スター・トレック」シリーズとしては久々に1話完結の展開になっているのも嬉しいところである。「ディスカバリー」はシリーズ通してのストーリー展開になっているので、1話で完結する展開には新鮮さを感じるところがある。

登場キャラも「宇宙大作戦」でお馴染みのスポックやウフーラ、チャペルといったキャラに加えて、新たにウーナやラアン、オルテガス、ムベンガ、それに2話以降メインになると思われるキャラたちも登場してきて、個性豊かである。サミュエル・カークも出てきたが、このキャラはカーク船長と関係あるのか、少し謎である。

WOWOWオンデマンドは残念なことに画質も音質、サラウンドも残念なところがある。画質はDVD画質の部分はあるし、音質も細い、サラウンドはない。ただのステレオ音声である。本国アメリカでは4K UHD Blu-rayまでリリースされているので、マスターは4Kなのだから、相当劣化仕様である。それでも待望の日本語版を視聴できるという点で、Paramout+のサービス開始とWOWOWオンデマンドでのストリーミングで視聴できるのは嬉しい。将来的にWOWOWオンデマンドも4K/DOLBY ATMOSでの配信は期待したいところである。

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