映画「スターシップ・トゥルーパーズ」(輸入盤4K UHD Blu-ray)

映画・テレビ

 レビューの詳細は、STARSHIP TROOPERS(4K UHD Blu-ray)/スターシップ・トゥルーパーズ/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。「ロボコップ」、「トータル・リコール」等で独特の残虐シーンを発揮しているポール・ヴァーホーヴェン監督が、ロバート・A・ハインラインの「宇宙の戦士」を実写映画化したのが、この「スターシップ・トゥルーパーズ」である。小説とは違い、パワードスーツが登場しないため、歩兵たちは軍隊の服装でバグたちと戦うハメになり、頭や手足、胴体等がバッサバサとちょん切られる悪趣味なシーンが続出する原作からは想像もつかない映画になっている。ヴァーホーヴェンは以前の映画でも悪趣味なシーンをたくさん入れ込めていたので、この映画でも同じ手法を使っているが、味方の悲劇を描くというより、単に悪趣味としか言いようのない残虐シーンになっている。CGで作られたバグたちのデザインは、その後のエイリアン物で参考にされるような姿形をしており、この映画の独創性がよく伺えるシーンになっている。この映画は僕には結構思い入れがあり、1997年にロサンゼルスに旅行に行った際にシネラマドームでこの映画を鑑賞し、日本の日比谷映画でも鑑賞し、その後はレーザーディスク、DVD、Blu-ray、4K UHD Blu-rayと買い替えてきているぐらいに好きな映画ではある。ただ、画質で言えば、今回視聴した4K UHD Blu-rayがシネラマドームでの鑑賞に一番近い色調をしているように思う。ネイティヴ4Kでの収録なので、フィルムの粒子が見えてしまい、結構ざらついているが、解像度は高いと思う。音響もDOLBY ATMOSにリミックスされていて、バグたちの咆哮が三次元サラウンドで再現されているので、満足感が高い。残念ながら日本での4K版はリリースはされていないようなので、この輸入盤4K UHD Blu-rayで見るしか今のところ、最良の視聴方法にならないようである。

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