あらすじ
ウフーラ候補生の訓練期間が終了し、エンタープライズを離れることになった。パイクたちはパーティを開き、ウフーラたち候補生が立ち去ることに残念がっていたが、ウフーラは自分の居場所を探し続けていた。
エンタープライズは候補生を下船させるのと、パワーセルを届けに行くために宇宙ステーションK7に向けて進んでいた。そのエンタープライズに最優先任務が発せられる。ペレグリンが救難信号を出して消息不明になったので、救助に向かえ、との命令だった。
K7にパワーセルを届ける任務も最優先だったため、パイクはウーナにパワーセルを届ける任務を託し、自分は上陸班と共にペレグリンが遭難した惑星に急ぐ。
ペレグリンは氷の惑星に不時着していて、生存者の確認もできなかった。へマーはペレグリンの回路を修理し、ペレグリンに何が起きたかを探ろうとする。
ペレグリンの船内を探査していたクルーたちは、ペレグリンが3名の異星人を救助して、それから異変が起こったことを知る。3名の異星人のうち、1人はオリアナという少女であり、もう1人は言葉も通じない異星人だった。2人を発見したクルーたちは、彼女たちを検査するが、その頃ペレグリン船内で何が起きたかが判明し始める。
ペレグリンの艦長の日記と、見つかった異星人の体内に起きた異変から、ペレグリンはゴーンの幼生によってダメージを受けたことを知る。ゴーンの幼生はパイクたちにも脅威となっており、ゴーンのことをよく知るラアンがゴーン撃退の策を練る。
しかし、ゴーンは体液をヘマーにかけており、ヘマーのダメージも強かった。何体かいるゴーンの幼生をどう切り抜けるかが、パイクたちの生存の鍵になってきた。
感想
シーズン1のラスト2話というところで、シーズン中盤でエンタープライズに立ちはだかったゴーンが再び登場し、今度はまるでエイリアンのような幼体としてパイクたちに立ち塞がるという結構ホラー要素の強いエピソードである。
エイリアンのような、と書いたのも人体の中から生み出されて人体を食い破るところとか、幼体が次第に成長していく姿とか、ゴーン視点のビジュアルがプレデターっぽいところとかが、そういうイメージを抱かせているからである。
「宇宙大作戦」に登場したゴーンがここまでパイクたちに立ち塞がる異星人になるとは予想だにしていなかったので、今回のエピソードは、ゴーンに対する各キャラの性格の違いをも浮き彫りにさせていて、物語に厚みがある。
そして、シーズン1ラスト2話というところで、主要キャラが退場していくのも、印象深いところである。機関主任のヘマーがゴーンの卵を産み付けられて命を落とし、ラアンもオリアナという少女の故郷を探すべく船を降りてしまうという展開で、主要キャラ二人がいなくなるのも、残念なところである。
すでに輸入盤Blu-rayで1回は見ているのだが、改めて日本語字幕付きで鑑賞すると内容の理解がしやすく、物語の出来の良さもわかるようになっている。シーズン1最終回がどのような展開なのか、内容は忘れているので、楽しみにしたい。
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