ドキュメンタリー「THE FINAL GAME OF DEATH」(輸入盤Blu-ray UK)

レビューの詳細は、THE FINAL GAME OF DEATH(Blu-ray UK)|輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。

イギリスで2023年にリリースされた4K UHD Blu-ray BOX SETの「BRUCE LEE at GOLDEN HARVEST」の目玉の一つが、この「THE FINAL GAME OF DEATH」であろう。

「GAME OF DEATH」、つまり「死亡遊戯」は元々はブルース・リーが「ドラゴンへの道」の次の作品としてクライマックスシーンだけ撮影したものの、ドラマ部分を構想中にブルース・リーがこの世を去ってしまい、未完の作品となっていたものである。

そのクライマックスシーンのうち10分だけ使って1978年には同じく「死亡遊戯」というタイトルで劇場公開されているが、未使用シーンを見たいファンの声は大きく、2000年近辺で未使用シーンを公開したドキュメンタリーが制作されている。

今回、ブルース・リー没後50周忌を記念して、2000年近辺に制作されたドキュメンタリーでも使用されていなかったカットや未使用シーンをまさに全てと言ってもいいぐらいあるだけ使用して、3時間43分というとんでもない長さのドキュメンタリーとして再構築したのが、この「THE FINAL GAME OF DEATH」である。

2000年近辺のドキュメンタリーでも使用されなかったNGシーンや、存在していないとされていたシーンをふんだんに使い、まさにブルース・リーが撮影した「死亡遊戯」に関する素材は出し切ったという作品に仕上がっている。そのため、ファンにはお宝作品になるのではないかと思う。

僕自身「死亡遊戯」の未使用シーンは色々見てきているが、ここまでNGシーンや存在しないと言われてきたシーンを目の当たりにして、圧倒される想いである。

ブルース・リー・ファンならば必携のディスクなのだが、まず「BRUCE LEE at GOLDEN HARVEST」自体がすでに売り切れているショップが多く入手が困難なのと、このディスクのリージョンがBなので、日本のプレイヤーでは再生不可能という問題を抱えている。僕はリージョンフリーのプレイヤーを所有しているので、問題はクリアしているが、多くのファンの人は言語が英語オンリーというのも含めてハードルが高いのではないかと思う。

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