僕は、去年の秋口から携帯電話のメインキャリアに楽天モバイルを使っている。沖縄に旅行に行った際に幾つかの場所で圏外に出くわしたが、割と使える印象を受けていて、もう数ヶ月経過している。
楽天モバイルと契約してすぐに楽天グループの株を100株購入した。その時は楽天グループの株主優待は、楽天グループで使えるポイントが500円分だったと思った。楽天市場で物は買うから、損はしないと思っていた。
しかし、株主の確定時期である12月末の少し前に、株主優待の内容が変わってしまった。最初はデータ通信オンリーの楽天モバイルのeSIMを提供、という特典になったのである。その後、さらに状況は代わり、楽天モバイルのeSIMを提供という点では代わりはないのだが、通話もデータ通信も可能で30GB/月の無料提供を1年間継続する、という特典に変わってしまったのである。
そもそもメインキャリアで楽天モバイルを契約していて、通信費が大幅に抑えられている中で、さらに無料の通話、データ通信のeSIMを追加でもらっても、使い道はないな、とは思ったが、株主優待なので先行予約の申し込みはしておいた。
今日、宅配便がそのeSIMを配達してきた。eSIM受け取りに運転免許証かマイナンバーカードによる本人確認が必要とのことで、結構シビアに運用しているのだなと思った。
eSIMを宅配とは書いているが、eSIMはスマートフォンに直接書き込むデータなので、宅配自体はeSIMを書き込むためのQRコードが書かれた紙が1枚入っているだけだった。手続き方法はその紙に別のQRコードが書いてあって、そのQRコードを読み込むと手続きが書かれたpdf資料をダウンロードできるという仕組みである。
僕自身はiPhoneを使っているので、メイン回線は楽天モバイルで、サブ回線も楽天モバイルの株主優待特典の回線を有効化する設定にしてみた。電話回線やSMSは個人で契約した楽天モバイルの方で、データ通信は無条件で30GB/月使える株主優待の楽天モバイルで設定をした。
残念なのは、株主優待の方の楽天モバイル回線は、Apple Watchのセルラー機能の追加使用ができないことである。株主優待の方の楽天モバイルは法人契約扱いになっているらしい。
デュアルSIMが両方とも楽天モバイルなので、回線がトラブった時の回避には全くならないのだが、個人契約の方のデータ利用量が愕然と低くなるので、Apple Watchのセルラー契約を含めても月1650円でずっと収まってしまう。サブ回線である株主優待の方の楽天モバイルでデータ通信をするから、30GB/月まで無制限に使えることになり、データ通信が異常に多い月でもその範疇に収まるので、利用料金が跳ね上がることは無くなったはずである。
株主優待の有効期限が1年なので、来年の今頃には無料で30GB/月を使うことはできなくなるのだが、その時にはまた、別の株主優待が出てくるだろうから、それを楽しむだけである。
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